ヒロト 世界・ワクワク発見!

日々のワクワクを書きます!

天国の地獄

f:id:funahashihiroto:20180716173341j:plain

別府の夜の雰囲気は言葉よりも肌で体験した方がより伝わる

 

夜になると火照る体と裏腹に心地よい風が吹く。

近くの銭湯で体を洗った後の帰り道、

一日中歩き回った足取りも軽やかになった代償に

硫黄のにおいが肌に染みついていることに気づき

「やっぱり温泉ってすごい」と少し笑えた。

さっきまでの蒸し暑くて古臭くて、でも懐かしくもある

温泉「竹瓦温泉」でおじさんに風呂の入り方を

口を酸っぱく言われたのが懐かしい

ここにいると何もかもが許せる気がする

 

温泉には体を癒す以外の力があるらしい。

 

温泉は昔から傷ついた人や事情があった人の逃げ場とされ

彼らをすべて受け入れその傷を癒してきた。

 

そんな風に遠い日本の真ん中のぱっとしない大いなる田舎

名古屋から来た新参者も地元の人に、また温泉に受け入れられ

別府という町の一面を見せてもらった。

 

今もまだ微かに温泉の恩恵が肌に残ってる

旅の思い出は視覚よりも聴覚、または嗅覚の方が鮮明に

当時のことを覚えてるというが、間違いはなさそうだ

 

街の至る所に「ここは地獄だ」と言わんばかりの

看板や料理の数々。

 

100℃に近い温度で湧く地球の排出物をここまで

自分たちのいいように利用して楽しむ人間及び日本人の

能力は半端ではない

 

こんなにも天国なのに自称“地獄”だなんて、この町は

なんて天邪鬼なのか・・・

 

ホテルの銭湯は夜25:00まで営業しているそうだ

よし、今度こそあのゆで卵のにおいをとってやろう!

そうして本日七回目の風呂に向かった。

 

 

 

においは全く取れなかった。