1番の金ピカと愚者風リーダーシップ
皆さん 宇宙兄弟を読んだ事ありますか?
大まかに言えば主人公の南波六太(右のアフロの人)が宇宙飛行士になるために日々奮闘する漫画です!
僕はこの作品が大好きです!
時間があったら"宇宙兄弟 名言集"とか検索して1人でしみじみ思うレベルです(笑)
(話逸れますが、アニメの主題歌がスキマスイッチだったのも好きになったきっかけです! 僕は超ド級のスキマニアです✨)
僕は南波六太の真っ直ぐな性格と、よくかっこよく決まらない所が好きです!
六太はドジも多いけどミラクルを起こす愛すべきキャラクターっていう感じです!
そんな宇宙兄弟マニアの僕がある日 栄の丸善(本屋)をたまたま訪れた時に こんな本を見つけました・・・!
【「完璧なリーダー」は
もう
いらない。 】
著: 長尾 彰さん
内容は宇宙兄弟の主人公 南波六太から学ぶ新しいリーダー論、というもの。
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【宇宙兄弟から学ぶ】とか聞いてあるのがズルいですよね!
速攻で買いました!!
内容もわかりやすくて色々書いてあったので、
この本の中で特に印象に残ったことを書きます!(軽く本のネタバレになります)
ーーーーーー目次ーーーーーー
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①本物の「無敵」になる
「無敵」
という言葉を聞くと、どこか強がりのような自意識過剰的な印象を受けます。
(私は無敵だ!っていう悪役 大体弱い説)
そもそも「敵」とは🤔
インターネットによると「敵」は戦う相手、倒す対象というイメージがあります。
しかし、この本では「そもそも最初から敵などいない!」という考え方を伝えています。
つまり、、
敵は「倒す」よりも「消し去る」
失敗してしまった時、人はいろんな言い訳をします。物に当たったり、時には誰かのせいにしたり。
自分にとって必要の無い【敵】を作ってしまう事がその人へのストレスになり、余計に自分の首を締めることになります。
だからこそ、自分には敵などいない!と思うことが大切です。
六太のセリフに言い換れば・・・
俺の敵はだいたい俺です(11巻より)
というわけです!
本当の意味で「無敵」になれば、競争というストレスから解き放たれます
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◎ドリームキラーへの対処法
この考えをする中で出てくるであろう
自分の夢を否定する人間
「それはやめといた方がいいんじゃない?」
「普通の道に進んだ方が1番だよ!」
その人は"良いことを言ってあげてる"という自覚があるからまたタチが悪い・・・
本書ではその人のことを
【ドリームキラー】
と呼んでいます。
そんな"ドリームキラー"への対処法3ステップ!
行きます!
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受け流す
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反論しない
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「出たな!ドリームキラー!」と、心の中で叫んでから①.②を実行。
このステップを乗り越えて自分だけの道を進んでいってほしいです!
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②目指せ!愚者風リーダーシップ
世の中には2つのリーダーがいるそうです。
それは
「賢者風」と「愚者風」というもの。
「賢者風」はいわゆる優等生タイプ
「愚者風」は賢者であろうとする必要がないタイプ
じゃあ何故「愚者風」が良いのか??🤔
ここで大事なのが リーダーの仕事は、メンバーを仕切ったり、命令することではなく、「リード」することということ。
「愚者風」のリーダーは 自分が誰よりも優秀だという自覚がないため、周りの意見を大切にします。
つまり、「全員が正しい」と考えているということ。(ここ大事です!)
そして、 「愚者風」のリーダーは誰よりもチームの関係性を良くしようとします。
本書では「賢者風」は ヒエラルキー型構造が最適で、「愚者風」はネットワーク型構造が最適だと書かれてます。
上記のように チームの和を大切にするところはネットワーク型構造にピッタリ!!
能力の高いリーダーがいるチームはヒエラルキーでも機能しますが、チーム内で競争が起こり
仕事と別のところでストレスを感じる時も!
一方、ネットワークは様々な能力を持った人が別々に動いているのでまさに、「共創」と言ったところです!!
◎【競争】ではなく【共創】
10人のチームなら10人それぞれの色があるのは当たり前。 みんなの意見を引き出し、伸ばしていくリーダーこそ次世代のリーダーだ!!!
因みに、NEWS PICSという番組の中で落合陽一さんという方が "全てにおいて能力値の高いリーダーではなく、強さと弱さを兼ね備えたリーダーこそ次世代を引っ張る存続であり、【リーダー2.0】だ" と言っていました。
(落合陽一さんの番組より)
六太は見ての通り 成績優秀ゴリゴリのリーダータイプではないと思います
自分に出来ないことがはあると分かっているからこそ、周りを信用して共に作っていく。
そんなリーダーがこれからの時代大切になりそうです。
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③「自ら」は「自ず」を引き寄せる
何かをしたい!と思った時に周りがついてくる人には特徴があります
それは口先だけでなく誰よりも考え、誰よりも多く動き、【流れ】を作り出せるという所。
頑張っている人を見たら人は応援したくなるもの!!
例え挑戦して失敗してしまったとしても本気で向き合ったなら、その失敗から必ず得られるものがあると思います。
(11巻より)
真っ直ぐ頑張る背中に周りはついて行きます
とにかく動いて自分からムーブメントを作ろう!
そして自分について来てくれたフォロワーは全力で信頼しよう!!
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そしてもう1つ、僕が宇宙兄弟の中で特にお気に入りのシーンがあるので紹介します!
(ストーリー)
務めていた会社をクビにされ途方に暮れていた六太。そんな時に知り合いの天文学者 金子シャロンが六太に向けて言った一言・・
今のあなたにとって1番金ピカなことは何?
「やらなければいけないこと」ではなく【1番金ピカなこと】と表現している所が素敵だなと思いました。
シャロンにこう言われた六太は子供の頃の自分を思い出して宇宙飛行士になることを決意します
また先程の本にこんなことが書いてありました。
人が動く時に周りが付いてきてくれるのは[should型(〜をやらなければ)]ではなく
[want型(〜をしたい!)]である。
義務感ではなくワクワクで動いているか。
六太は自分の金ピカを持ち続けたからこそ周りから信頼されるリーダーシップを身に付けたんだと思います。
六太は「宇宙飛行士になりたい!」 「弟と同じ所に立ちたい!」という[want型]だったからこそ、応援してくれる人が続々と集まってくる。
そんな素敵な環境を六太は自然と出来てたっていうことです。
六太のポテンシャルが高すぎる(笑)
この本のレポートは以上です!
これ以外にも"
「1.1」の法則"、
"フロー理論"
"チームを成長させる4つのステージ"など、
面白いトピックが多いので本当にオススメの本です!
定価は1400円 ➕税 です!
もしこのブログを見てこの本を購入してくれた人がいたらめちゃくちゃ嬉しいです!!
また素敵な本、映画に出会えたらブログに書こうと思います✨
☆小話 【TED×植松努さん】
少し話は変わりますが、
TED×Sapporoで講演された 植松努さんという方がいます。
(植松努さん)
植松さんの子供の頃の夢は飛行機やロケットの仕事に就くこと。
しかし、植松さんはドリームキラー(担任の先生)に「宇宙なんてどうせ無理」という言葉を言われ、夢を壊されそうになりました。
(植松努さんのTEDのプレゼンより)
そんな時に植松さんは子供の頃にお母さんに言われた「思いは招く」という言葉に助けられて宇宙開発への道を歩みだしました。
そして、幼き頃の金ピカを信じた結果、夢であったロケット・宇宙開発の仕事をすることが出来ました。
こうしてみると、植松さんと宇宙兄弟の六太は
共通点が多いですね!!
植松さんは
"「どうせ無理」という言葉は人間の自信と可能性を奪ってしまう最悪の言葉です。でも、もし言われたら「だったらこうしたら?」と思うことで世界がより良くなる"と伝えています。
植松さんのプレゼンは挑戦する人の1歩を後押ししてくれる本当に素敵な内容になっています。
リンクを貼ったので是非見てください!!
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まとめ
この本を読んだ中で心に残った言葉があります。 それは、
完璧なリーダーはいらない。
僕も皆を引っ張る役職に就いた時に
「自分にはリーダーシップなんてあるのか?」
「リーダーの器なんか僕には無い」
と否定的になっていました。
しかし、周りと同じ目線で支え合いながら共に成長していく横から支えるリーダーという存在があることにこの本を読んだことで気づけました。
そして周りを引っ張っていくのに必要なことは
[支配]ではなく[共感]ということ。
「これ楽しそう!」 や「この人といるとワクワクする!」 という素直な心が自分の可能性を広げる1番の近道となります。
そして、自分の今1番やりたいことは何か、
考えるきっかけになればと思います。
自分のやりたいこと、進みたい道にまっすぐ進む未来へ。
見てくださって本当にありがとうございました!!